新築・引越し祝い
しんちく・ひっこしいわい
新築・引越し祝いは「これからも良いことが続くように」という慶事のため、蝶結び5本の紅白水引を用います。表書きは新築の場合「御新築御祝」、賃貸への引越しなら「御引越御祝」「御転居御祝」と書き分けます。
贈るタイミングは引っ越しや新築入居が落ち着く半月〜1か月以内が目安です。火事を連想させる赤い花・キャンドル・灰皿などは伝統的に避けられます。
新居の趣味が分からない場合は、カタログギフト・観葉植物・食品(消えもの)が無難で喜ばれやすい選択肢です。
表書きの選び方
水引の選び方と意味
繰り返し起きてもよい慶事として蝶結びを用いる。
引っ越し・新築入居後、半月〜1か月以内が目安。
新築・引越し祝いの書き方(表書き・名前・中袋)
表書きも名前も濃い黒の毛筆または筆ペンで書きます。ボールペンや万年筆は略式とされ、正式な場では避けるのが無難です。
上段の中央に表書き、下段の中央にやや小さめの字で贈り主の氏名をフルネームで書きます。連名は3名までが目安で、右から立場の高い順に並べます。
4名以上になる場合は代表者名を書き、その左下に小さく「外一同」と添え、全員の氏名は別紙に書いて中袋に入れます。中袋には表に金額を「金参萬円」のように旧字体(大字)で縦書きし、裏に住所と氏名を書きます。
旧字体を使うのは、後から数字を書き足して改ざんされるのを防ぐためです。
袋の選び方
新築祝いは5千〜3万円程度が中心で、金額に応じて袋の格を選びます。水引は蝶結び、紅白、5本が基本です。
新築や引越しは何度あってもよい事柄とされるため、結び切りは使いません。表書きは、建物を新たに建てた場合は「御新築御祝」、建売やマンションを購入した場合は「御新居御祝」、賃貸への引越しなら「御引越御祝」と書き分けます。
この使い分けができていると、状況をきちんと把握して贈っている印象になります。
よくある間違い
最も多い間違いは、水引の結び方の選択です。一度きりが望ましい祝い事に蝶結びを使ってしまう例が後を絶ちません。
蝶結びは何度でも結び直せるため繰り返してよい祝い事に、結び切りはほどけないため繰り返さないほうがよい事柄に使います。次に多いのが、袋と金額が釣り合っていないケースです。
豪華な袋に少額を入れると、開けた相手が戸惑います。また、名字だけを書いて贈り主が特定できない、中袋に金額や住所を書き忘れる、といった実務的な抜けも頻繁に起こります。
相手が整理する場面を想像すると、書くべき項目が見えてきます。新築祝いでは、火事を連想させる品物を贈ってしまう間違いが典型です。
ライター、灰皿、キャンドル、ストーブは、たとえおしゃれでも避けるのが慣習です。
マナー・注意点
- 「火」「赤」を連想する品(赤い花・キャンドル・灰皿)は火事を連想させるため避ける。
- 新居の趣味が分からない場合はカタログギフトや消えもの(食品)が無難。
- 新築披露に招かれた場合は手土産+お祝いを別に用意する形でもよい。
よくある質問
新築祝いと引越し祝いはどう違う?
「新築祝い」は本人が新しく家を建てた場合、「引越し祝い」「転居祝い」は建売・中古購入・賃貸への引越し含めて一般的に使えます。新築の物件ではない場合は「御新築御祝」を避け「御引越御祝」「御転居御祝」「御祝」を用います。
赤い花は本当に避けるべき?
「火事を連想する」古来の慣習に基づく避けマナーですが、現代では気にしない人も多くなっています。年配の方や格式を重んじる家庭への贈り物では避けるのが無難です。
新築披露に招かれた場合、手土産+お祝いの両方?
正式には別物として両方用意します。手土産は当日持参の菓子折り等、お祝いは事前か当日に祝儀袋で渡します。簡略化するなら少し豪華な手土産で兼ねる形でも問題ありません。
新築と新居で表書きは違いますか?
違います。建物を新たに建てた場合は「御新築御祝」、建売やマンションを購入した場合は「御新居御祝」、賃貸への引越しなら「御引越御祝」が適切です。書き分けると丁寧な印象になります。
新築祝いはいつ渡しますか?
引っ越し後、半月から1か月以内が目安です。引っ越し直後は荷解きで慌ただしいため、少し落ち着いてからのほうが親切です。新築披露に招かれている場合は、その日に持参します。
他のシーンも見る
一覧へ →更新日: 2026-08-13