お見舞い
おみまい
お見舞いは病気・怪我の相手を気遣う贈り物で、水引は「水引なし」または「結び切り5本紅白」を用います。「繰り返してもよい」を意味する蝶結びは絶対に用いません。
表書きは「御見舞」が定番です。現金を包む場合は、「あらかじめ準備していた」印象を避けるためあえて新札を使わない(または新札を一度折る)のが古くからのマナーです。
贈る品では「根付く=寝付く」を連想する鉢植え、「死・苦」を連想するシクラメン、「首から落ちる」椿、弔事色の白い花、4・9のつく品は避けます。タイミングは症状が落ち着いてから、本人と家族の都合を事前に確認してから訪問するのが鉄則です。
表書きの選び方
水引の選び方と意味
「病気・怪我は一度きり」の意で、白封筒や水引なしの不祝儀袋風袋を用いるのが正式。結び切り紅白も許容されるが、蝶結びは絶対に用いない。
症状が落ち着いてから。発病・受傷直後や危篤時は控える。事前に家族・本人に都合を確認。
お見舞いの書き方(表書き・名前・中袋)
お見舞いは表書き・名前とも濃い黒の毛筆または筆ペンで書きます。弔事ではないため薄墨は使いません。
表書きは「御見舞」が一般的です。「御伺い」は目上の方へ使う表現とされます。
金額を包む場合、中袋には表に金額、裏に住所と氏名を書きます。お見舞いは相手の回復を願う場面なので、書き方以上に渡すタイミングと滞在時間への配慮が大切です。
面会時間や体調を事前に確認し、長居しないのが基本です。
袋の選び方
お見舞いでは、水引のない白封筒か、赤い線(帯)が入ったお見舞い用の封筒を使うのが一般的です。紅白の蝶結びを使う場合もありますが、地域や考え方によって分かれます。
迷う場合は水引なしの白封筒が最も無難です。のし飾りは「延ばす」を連想させるため付けません。
金額は3千〜1万円程度が中心で、相手が恐縮しない範囲に収めるのが実務的な配慮です。品物を持参する場合は、日持ちのするものや消耗品が向きます。
よくある間違い
鉢植えの花は「根付く=寝付く」を連想させるため避けるのが慣習です。同じ理由でシクラメンは「死」「苦」の音を含むとされ、菊は弔事を連想させるため選びません。
切り花でも香りの強いものは同室の患者に影響するため控えます。近年は感染対策で生花の持ち込みを禁じている病院も多く、事前に確認するのが確実です。
金額では「4」「6」「9」を避けます。また、快気祝いの負担を考え、高額になりすぎないようにするのも配慮のひとつです。
マナー・注意点
- 蝶結びは「繰り返してよい」となり病気を繰り返す意になるため絶対に避ける。
- 現金は新札を避ける(あらかじめ準備していたことになり「不幸を予測していた」連想を避ける)。
- NG品:鉢植え(根付く=寝付くを連想)、シクラメン(死・苦)、椿(首から落ちる)、菊(弔事)、白い花、4・9のつく品、香りの強すぎる花。
- お菓子は日持ち・個包装・食事制限に配慮できるもの。
- 現金・商品券は包む不祝儀袋・封筒の選び方に注意(紅白蝶結びは絶対NG)。
よくある質問
お見舞いで新札を避けるのはなぜ?
新札は事前に銀行で用意したものとなり、「不幸を予測してあらかじめ準備していた」印象を与えるためです。手元の使用済みの綺麗なお札を選ぶか、新札を一度二つ折りにしてから入れます。
鉢植えがダメな理由は?
根が「根付く=寝付く(病床に寝続ける)」を連想するためです。切り花やフラワーアレンジメントを選びます。
コロナ禍以降の見舞いはどうする?
病院の面会制限・本人の体調に配慮し、訪問を控えて宅配や郵送で品物・手紙だけ送るのが主流になっています。家族経由で渡してもらうのも一案です。
お見舞いにのしは付けますか?
付けません。のし飾りは「延ばす」を連想させるため、お見舞いでは避けるのが慣習です。水引のない白封筒か、赤い帯の入ったお見舞い用の封筒を使うのが一般的です。
お見舞いに花を持って行ってもいいですか?
鉢植えは「根付く=寝付く」を連想させるため避けます。シクラメンや菊も理由があって避けられます。近年は感染対策で生花の持ち込みを禁じている病院も多いため、事前に確認するのが確実です。
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一覧へ →更新日: 2026-08-13