開業・開店祝い
かいぎょう・かいてんいわい
開業・開店祝いは事業の門出と継続的な繁栄を願う慶事で、蝶結び5本の紅白水引を用います。高額や格式の高い贈り物では金銀の水引も選ばれます。
表書きは「御開店御祝」「御開業御祝」が明確で、「祈御発展」「御祝」も使えます。贈るタイミングはオープン前日から当日が基本で、胡蝶蘭・スタンド花などは装飾として店頭に飾れるよう前日着で手配するのが一般的です。
火事を連想する赤い花・キャンドルや、「閉店」「下火」を連想する表現は避ける配慮が必要です。
表書きの選び方
水引の選び方と意味
事業の繁栄を祝う慶事として蝶結びを用いる。
オープン前日〜当日に届くように手配。胡蝶蘭等は前日着が理想。
開業・開店祝いの書き方(表書き・名前・中袋)
表書きも名前も濃い黒の毛筆または筆ペンで書きます。ボールペンや万年筆は略式とされ、正式な場では避けるのが無難です。
上段の中央に表書き、下段の中央にやや小さめの字で贈り主の氏名をフルネームで書きます。連名は3名までが目安で、右から立場の高い順に並べます。
4名以上になる場合は代表者名を書き、その左下に小さく「外一同」と添え、全員の氏名は別紙に書いて中袋に入れます。中袋には表に金額を「金参萬円」のように旧字体(大字)で縦書きし、裏に住所と氏名を書きます。
旧字体を使うのは、後から数字を書き足して改ざんされるのを防ぐためです。
袋の選び方
開業・開店祝いは5千〜3万円程度が中心です。水引は蝶結び、紅白、5本が基本で、事業の発展は何度あってもよいという考え方によります。
表書きは「御開店御祝」「御開業御祝」「祝御開店」などが使われます。取引先として贈る場合は、社名を袋の名前欄に入れ、代表者名を併記すると誰からの祝意か明確になります。
胡蝶蘭などの花を贈る場合も、立て札に同じ情報を入れるのが通例です。
よくある間違い
最も多い間違いは、水引の結び方の選択です。一度きりが望ましい祝い事に蝶結びを使ってしまう例が後を絶ちません。
蝶結びは何度でも結び直せるため繰り返してよい祝い事に、結び切りはほどけないため繰り返さないほうがよい事柄に使います。次に多いのが、袋と金額が釣り合っていないケースです。
豪華な袋に少額を入れると、開けた相手が戸惑います。また、名字だけを書いて贈り主が特定できない、中袋に金額や住所を書き忘れる、といった実務的な抜けも頻繁に起こります。
相手が整理する場面を想像すると、書くべき項目が見えてきます。開店祝いでは、火事を連想させる赤い花や火に関わる品物を避けるのが慣習です。
飲食店では特に気にされることがあります。
マナー・注意点
- 火を連想する品(赤い花・キャンドル)は避ける。
- スタンド花・胡蝶蘭は店舗装飾として喜ばれるが、店舗の方針(受け取らない店もある)を事前確認。
- 「閉店」「下火」を連想する語句や、ライバル店色を避ける配慮。
- 取引先には会社名で出す。担当者個人名は控えるのが一般的。
よくある質問
開業祝いに胡蝶蘭が定番なのはなぜ?
胡蝶蘭は花言葉が「幸福が飛んでくる」で縁起が良く、香りが少なく花粉も飛びにくいため店舗の装飾に適しているためです。長持ちする点も喜ばれます。
現金とスタンド花、どちらが好まれる?
店舗の規模・業種で異なります。飲食店や美容室などは装飾効果のあるスタンド花が好まれる傾向、小さな個人店や事務所開業では現金や実用品が喜ばれます。事前に方針を聞けるなら確認するのが確実です。
開店祝いの表書きは何と書きますか?
「御開店御祝」「御開業御祝」「祝御開店」などが使われます。事業内容によっては「御開院御祝」「御開業御祝」と使い分けます。水引は蝶結びで、発展が続くことを願う意味があります。
会社として贈る場合、名前はどう書きますか?
袋の下段に社名を書き、その左に代表者名を併記するのが一般的です。部署単位であれば「株式会社◯◯ 営業部一同」といった書き方もできます。誰からの祝意か明確にすることが大切です。
開店祝いで避けたほうがよいものはありますか?
火事を連想させるものは避けるのが慣習です。ライターや灰皿のほか、赤い花も火を連想させるとして控える考え方があります。飲食店では特に気にされることがあるため、事前に好みを確認できると安心です。
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一覧へ →更新日: 2026-08-13