ニッチッチ
和色

常磐色

ときわいろ

Evergreen pine green

由来 松・杉など常緑樹の濃く深い緑色。
HEX#007B43
RGB0, 123, 67
HSL153°, 100%, 24%
カテゴリ🇯🇵 和色

常磐色は松・杉・檜などの常緑樹の、青味を帯びた濃く深い緑色を指す色名です。「常磐(ときわ)」は「常に変わらない」を意味し、四季を通じて葉色が変わらない常緑樹を象徴する語で、転じて「長寿・繁栄・不変」の縁起色として親しまれてきました。正月の松飾り・神社の装飾・記念ロゴなど、厳かで格式高い場面で用いられる色です。萌黄や若草色の明るい緑とは異なり、深い大人びた印象を与えます。常磐色は、色名に願いが込められた例です。変わらないこと、続くことを尊ぶ価値観が、常緑樹の色を通じて表現されています。祝いの場でこの色が使われるのは、単に美しいからではなく、その意味が共有されているからです。

なぜ「常磐色」という名前なの?

「常磐(ときわ)」は常に変わらない岩のことで、転じて永久・不変を意味します。松や杉など、一年を通じて葉の色が変わらない常緑樹の葉の色を指す色名です。

青みを帯びた濃い緑で、不変性の象徴として用いられてきました。

常磐色の歴史と作り方

常磐木(ときわぎ)は常緑樹を指す言葉で、和歌にも「常磐なる松」といった表現が見られます。冬にも緑を保つ松は長寿と不変の象徴とされ、祝いの意匠に多用されました。

色名としての常磐色も、こうした象徴性を背景に格調のある緑として扱われてきました。染色は藍と黄の染料を重ねて作られます。

こんな場面で使われる

  • 祝賀・記念ロゴの和の緑
  • 和の格式高い装飾
  • 正月飾り・松飾り
  • 深く厳かな緑を表したい配色

和装の地色、慶事の装い、格式ある和風デザインに使われます。深く落ち着いた緑なので、伝統や信頼を表現したい場面に適しています。

金や朱と合わせると、祝いの席にふさわしい配色になります。

常磐色に合う色・配色のコツ

金や朱と合わせると祝いの席にふさわしい配色になります。白と組み合わせると緑の深みが際立ち、生成りと合わせると自然な和の印象になります。

同系の松葉色や深緑と重ねると緑の濃淡が作れます。暗い色なので、文字色に使う場合は背景を明るくしてください。

常磐色と似た色の違い

萌黄や若草色が明るい黄緑であるのに対し、常磐色は青みを帯びた濃い緑です。深緑はさらに暗く、青磁色は淡く青みが強くなります。

松葉色は常磐色に近いものの、やや黄みを帯びます。洋色のフォレストグリーンは常磐色に近い濃い緑ですが、森全体の印象を指すのに対し、常磐色は常緑樹の葉という具体的な対象を指します。

同じ濃緑でも、参照する範囲の広さが異なります。

よくある質問

常磐色の「常磐」とはどういう意味ですか?

常に変わらない岩を意味し、転じて永久・不変を表します。一年中葉の色が変わらない常緑樹にちなみ、不変性の象徴として色名になりました。

常磐色と深緑の違いは?

深緑のほうが暗く沈んだ緑です。常磐色は青みを帯びた濃い緑で、深緑よりやや明るく澄んだ印象になります。

なぜ松は縁起がよいとされるのですか?

冬でも葉の色が変わらないことから、長寿と不変の象徴とされてきました。門松や祝いの意匠に松が多用されるのはこのためで、常磐色もその象徴性を背景に持つ色名です。

常磐色はどんな場面で使いますか?

和装の地色、慶事の装い、格式ある和風デザインです。不変性の象徴という背景を持つため、伝統や信頼を表現したい場面に適しています。

常磐色は松の色ですか?

松や杉など常緑樹の葉の色を指します。特に松は長寿と不変の象徴とされ、祝いの意匠に多用されました。常磐色もその象徴性を受け継ぐ、格調のある緑として扱われます。

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更新日: 2026-08-13