エメラルドグリーン
えめらるどぐりーん
Emerald green
エメラルドグリーンは5月の誕生石として知られる宝石「エメラルド」の、青味を帯びた鮮やかな緑色です。同じ緑系でも、若葉のような明るさと宝石の透明感を併せ持つ色合いが特徴で、ハンドメイドアクセサリーの色指定や、トロピカルな海・植物のリッチな表現に用いられます。和色の萌黄や若草色がやや黄味の春の緑であるのに対し、エメラルドグリーンはより青味の強い、洗練された緑色という位置づけです。
なぜ「エメラルドグリーン」という名前なの?
宝石のエメラルドの色にちなむ色名です。青みを帯びた鮮やかな緑を指します。
エメラルドはベリルという鉱物の緑色変種で、クロムやバナジウムによって発色します。宝石名がそのまま色名になった、宝石色の代表格です。
エメラルドグリーンの歴史と作り方
エメラルドは古代エジプトのクレオパトラが所有した鉱山が知られるほど古くから珍重されてきました。色名としてのエメラルドグリーンは、19世紀に同名の顔料(銅とヒ素の化合物)が作られたことで広まりましたが、この顔料は有毒だったため現在は使われていません。
現在の色名は宝石の色を指します。
こんな場面で使われる
- 宝飾品・アクセサリーの色指定
- 南国の海・トロピカルな配色
- 高級感のあるパッケージ
- 5月の誕生石色
ジュエリーデザイン、化粧品、鮮やかさを出したいパッケージに使われます。彩度が高く目を引くため、アクセントとして効果的です。
金や白と合わせると高級感が出て、濃紺と合わせると深みが増します。
エメラルドグリーンに合う色・配色のコツ
金や白と合わせると高級感が出ます。濃紺と組み合わせると深みが増し、黒と合わせると宝石らしい輝きが際立ちます。
彩度が高いため広い面積では強すぎることがあり、アクセントとして面積を絞ると効果的です。同系の翡翠色と重ねると濃淡が作れます。
エメラルドグリーンと似た色の違い
翡翠色(ひすいいろ)はエメラルドグリーンより黄みが強く、やや淡い色です。常磐色は青みを帯びた濃い緑で、彩度がエメラルドグリーンより低くなります。
ターコイズブルーはさらに青に寄ります。和色の青竹色や若竹色は、エメラルドグリーンより明度が高く彩度が低い緑です。
宝石由来の色名は総じて彩度が高く設定される傾向があり、植物由来の和色とは発色の前提が異なります。
よくある質問
エメラルドグリーンは宝石の色ですか?
はい、宝石のエメラルドの色に由来します。青みを帯びた鮮やかな緑で、宝石名がそのまま色名になった代表例です。
かつて有毒な顔料だったというのは本当ですか?
19世紀に同名の顔料(銅とヒ素の化合物)が作られ、鮮やかな緑として広く使われましたが、有毒だったため現在は使用されていません。現在の色名は宝石の色を指します。
翡翠色との違いは?
翡翠色のほうが黄みが強くやや淡い色です。エメラルドグリーンは青みを帯びてより鮮やかで、彩度が高いのが特徴です。
エメラルドグリーンに合う色は?
金や白と合わせると高級感が出ます。濃紺と組み合わせると深みが増し、彩度が高い色なのでアクセントとして面積を絞ると効果的です。
エメラルドグリーンとビリジアンは違いますか?
違います。ビリジアンは青緑の顔料名で、より暗く深い緑を指します。エメラルドグリーンは宝石に由来する明るく鮮やかな青緑で、彩度も明度も高くなります。
この色の名前の由来になった石
「エメラルドグリーン」は天然石「エメラルド(翠玉)」の色に由来する色名です。石そのものの語源・歴史や、 水洗いの可否を含むお手入れ方法は次のページで解説しています。
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一覧へ →更新日: 2026-08-13