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ルビーの原石(コランダム)
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ルビーのお手入れ

モース硬度 9
画像出典: Wikimedia Commons
水洗い
OK

短時間の水洗いができます

直射日光
OK

日光で退色しにくい石です

超音波洗浄
注意

内包物次第。避けるのが安全

OK

塩を使った浄化ができます

硬度9で丈夫ですが、含浸・フラクチャー充填処理品は超音波・熱で充填材が抜けることがあります。

お手入れのポイント

コランダムの赤色種で、硬度9。地金・基本性質は丈夫ですが、市販の多くはフラクチャー充填(鉛ガラスやオイル)で見た目を改善した処理品で、これらは超音波・蒸気・熱で充填材が抜けて見た目が変わります。

処理の有無を購入時に確認し、含浸品は中性洗剤を薄めたぬるま湯で優しく。

どのくらい硬い?

モース硬度 9非常に硬い
9

2.5
硬貨
3.5
ガラス
5.5
水晶
7
ダイヤ
10

モース硬度は「傷の付きにくさ」の目安です。自分より硬いものには傷を付けられます (例: 硬度7の石は、硬度5.5のガラスでは傷つきません)。割れにくさ(靭性)とは別の指標で、硬くても衝撃で欠けることはあります。

ルビーはどんな石?

ルビーは酸化アルミニウムからなる鉱物コランダムの赤色変種で、和名を紅玉といいます。赤の発色は結晶に取り込まれた微量のクロムによるもので、同じクロムが紫外線を受けて赤く光る蛍光を生むため、日光下で特に鮮やかに見えます。

コランダムのうち赤いものだけがルビーと呼ばれ、それ以外はすべてサファイアです。モース硬度9、劈開なし。

ミャンマー(モゴック)産が古くから最高品質とされ、タイ・スリランカ・モザンビークも主要産地です。

なぜルビー水洗いできるの?

ルビー本来の性質はサファイアと同じで、硬度9・劈開なし・化学的に安定と、極めて丈夫です。問題は石そのものではなく処理にあります。

ルビーは内部にひびを含むことが多く、市場に流通する安価なルビーの相当数が、ひびに鉛ガラスやオイルを流し込んで透明度を高めた「フラクチャー充填処理」を受けています。充填されたガラスはルビー本体よりはるかに弱く、超音波の振動、スチームの熱、レモン汁程度の酸でも溶け出したり抜けたりします。

その結果、内部が白く曇って見た目が大きく損なわれます。無処理品なら超音波も使えますが、処理品では厳禁という、扱いが二極化する石です。

ルビーのお手入れ手順

  1. ぬるま湯に中性洗剤をごく薄めて溶かす
  2. 柔らかいブラシで石の裏側と爪の際を優しく洗う
  3. 真水でよくすすぐ
  4. 柔らかい布で水気を拭き取り、乾かす

保管方法

硬度9のため、ダイヤモンド以外のほぼすべての石を傷つける側になります。必ず個別の布袋か仕切りケースに分けて保管してください。

ルビー同士、あるいはサファイアとの接触でも細かい傷が入ります。充填処理品の場合は、熱と酸を避けることが保管上も重要で、暖房の近くや台所まわりでの保管は避けたほうが安全です。

やってはいけないこと

  • 充填処理品への超音波洗浄・スチーム洗浄・加熱
  • 酸(レモン汁・酢・強い洗剤)との接触
  • 他の宝石との同梱保管(相手を傷つける)
  • 宝飾修理時に石を外さずロウ付けすること

変色・曇り・ひびが出たときは?

内部が白く曇ってきた、あるいはひびが目立つようになった場合、充填されていたガラスやオイルが抜けている可能性が高いです。専門店で再充填してもらえることがありますが、無処理品と同等の価値には戻りません。

輝きだけが鈍った場合は裏側の皮脂汚れが原因のことが多く、洗浄で回復します。修理でサイズ直しなどを行う際は、加熱で充填材が抜けるため必ず石を外すよう依頼してください。

ルビーに多い処理と、お手入れへの影響

ルビーは加熱処理が一般的で、これは業界で認められた恒久的処理です。問題になりやすいのは鉛ガラス充填で、内部の割れにガラスを流し込んで見た目を改善したものです。

外見は美しいものの、耐久性は本来のルビーより大幅に劣り、価値も無処理品とは比較になりません。購入時に「無処理」「加熱のみ」「充填あり」のどれかを必ず確認してください。

この確認がその後のお手入れ方法を決定づけます。

ケア・保管のコツ

  • 未処理品なら超音波も可、処理品は避ける
  • 中性洗剤+柔らかい布で優しく
  • 他のサファイア・ダイヤと擦れないよう個別保管

よくある質問

「鉛ガラス充填ルビー」は普通のルビーと何が違う?

内部のひびに鉛ガラスを流し込んで透明度を高めた処理品です。外見は赤く美しいものの、超音波・熱・酸で充填材が抜けて白く曇ります。耐久性も価値も無処理品より大幅に劣るため、購入時の確認が重要です。

ルビーは超音波洗浄できますか?

無処理または加熱処理のみなら一般に可能です。しかし充填処理品では厳禁で、充填材が抜けて見た目が損なわれます。処理内容が分からない場合は必ず手洗いを選んでください。判断がつかないときは安全側に倒すのが原則です。

ルビーとピンクサファイアの境目は?

どちらもクロムで発色したコランダムで、赤が濃いものをルビー、淡いものをピンクサファイアと呼びますが、境界は明確に定義されておらず国や鑑別機関で判断が分かれます。性質・お手入れ方法は同一です。

日光に当てても大丈夫?

問題ありません。むしろルビーはクロムの蛍光により、太陽光や紫外線を含む照明の下で赤みが増して見えます。退色の心配もないため、日光を避ける必要がある石とは対照的です。

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💧水☀️日光〰️超音波🧂塩硬度
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サファイア9
ダイヤモンド10
フローライト4

更新日: 2026-08-02