
7月の誕生石
7月の誕生石ルビーは、深い赤が情熱を感じさせる宝石です。鉱物としてはコランダムの仲間で、青ければサファイアと呼ばれます(同じ鉱物・色違い)。
クロムによって赤く発色し、最高級の色は「ピジョン・ブラッド」と呼ばれます。硬度9とダイヤモンドに次ぐ硬さで、日常使いにも強い宝石です。
ルビーの名前の由来・背景
ラテン語 ruber(赤い)に由来。鉱物としてはコランダム(酸化アルミニウム)で、青ければサファイアと呼ばれます。
なぜ7月の誕生石はルビーなの?
7月にルビーが割り当てられた背景には、この石がサンスクリット語で「宝石の王」と呼ばれ、インドで最高位の宝石とされてきた歴史があります。真夏の太陽や情熱と赤い色を結び付けて語られることもありますが、これも後付けの説明です。
誕生石の一覧そのものが、古代の伝承と1912年以降の商業的な整理の積み重ねで成立しているため、個々の月と石の対応に明確な論理的根拠を求めることはできません。日本では1958年の制定以来、7月はルビーが中心となっています。
ルビーを身に着ける前に知っておきたいこと
ルビーはコランダムの赤色変種で、モース硬度9はダイヤモンドに次ぐ硬さです。劈開もなく本来は非常に丈夫な石ですが、注意すべきは処理にあります。
市場に流通する安価なルビーの相当数が、内部のひびに鉛ガラスを流し込んだ「フラクチャー充填処理」を受けています。この充填材は超音波・熱・酸に弱く、抜けると内部が白く曇ります。
無処理や加熱処理のみであれば超音波洗浄も使えるため、購入時に処理の内容を確認しておくことが、その後の手入れを決める分かれ目になります。
贈るときの選び方
ルビーは赤の濃さと鮮やかさで価値が決まり、ミャンマー産の濃赤は「ピジョンブラッド」と呼ばれ最高評価とされます。同じ予算なら、処理の有無で選べる大きさが大きく変わる点が悩みどころです。
長く使うことを重視するなら、小さくても無処理や加熱のみのものを選ぶ考え方があります。硬度9で日常使いに強く、リングでも安心して使えます。
7月は結婚記念日の贈り物としても選ばれることが多い石です。
7月のその他の誕生石
- スフェーン
7月の誕生石には、ルビーのほかにスフェーンが定められています。スフェーンはダイヤモンドを上回る強い分散(ファイア)を持ち、光を受けると虹色の輝きを放つのが特徴です。
ただしモース硬度は5〜5.5と低く傷が付きやすいため、リングよりペンダントやピアスに向きます。同じ7月でも、丈夫なルビーと繊細なスフェーンでは扱い方がまったく異なります。
日本では複数の石が伝統的に1つの月の誕生石に選ばれている場合があります(2021年改訂で追加された石を含む)。
贈り方のコツ
ルビーは強い赤で印象が出るため、台座のデザインや大きさで日常使いか特別な場面用かを選べます。地金はゴールドが赤の暖かみを引き立てます。
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よくある質問
ルビーとガーネットの赤はどう違う?
ルビーはコランダムで硬度9と高く、明るく鮮やかな赤。ガーネットは硬度7前後で、深く落ち着いた赤が多いです。価格帯と扱いやすさも異なります。
ルビーとサファイアは同じ鉱物ですか?
同じコランダムです。クロムによって赤く発色したものをルビー、それ以外の色をすべてサファイアと呼び分けます。硬度9・劈開なしという性質は共通で、お手入れの基本も同じです。
「鉛ガラス充填ルビー」とは何ですか?
内部のひびに鉛ガラスを流し込んで透明度を高めた処理品です。外見は美しいものの、超音波・熱・酸で充填材が抜けて白く曇ります。耐久性も価値も無処理品より大きく劣るため、購入時の確認が重要です。
7月の誕生石はルビーだけですか?
日本の誕生石表では、ルビーのほかにスフェーンも7月の誕生石とされています。スフェーンは強い虹色の輝きが魅力ですが、硬度5〜5.5と低いため、リングより傷つきにくい形で使うのが向いています。
更新日: 2026-08-13