
6月の誕生石
6月の誕生石は真珠(パール)。貝の体内で炭酸カルシウムの層が重なって生まれる有機質の宝石です。
「健康」「長寿」「富」の象徴とされ、冠婚葬祭でも長く愛されてきました。硬度は2.5〜4.5と低く、酸・汗・化粧品・乾燥に弱いため、使用後に必ず柔らかい布で拭く習慣を。
同じ月のムーンストーンとアレキサンドライトも伝統的に選ばれます。
真珠(パール)の名前の由来・背景
貝の体内で異物を包んで生成される有機質の宝石。古代ローマでは富と地位の象徴でした。
なぜ6月の誕生石は真珠(パール)なの?
6月に真珠が割り当てられた背景には、この石が古代から富と地位の象徴とされてきたことがあります。古代ローマでは真珠の所有が制限されるほど貴重で、日本でも中国の史書に倭国から白珠が献上された記録が残ります。
ジューンブライドの慣習と真珠の清らかな白が結び付けられて語られることもありますが、これは後から重ねられた解釈で、6月に定められた明確な根拠が記録されているわけではありません。1893年に御木本幸吉が養殖に成功して以降、真珠は日本を代表する宝飾品となりました。
真珠(パール)を身に着ける前に知っておきたいこと
真珠は鉱物ではなく、貝が体内で作る有機質の宝石です。炭酸カルシウムの薄い層とタンパク質が何百層も重なった構造で、モース硬度2.5〜4.5は宝石の中で最も低い部類にあたります。
最大の弱点は酸で、人の汗でも表面が少しずつ溶けて照りが失われます。化粧品・香水・整髪料はさらに強く作用するため、着ける前に身支度を済ませ、外したらその日のうちに柔らかい布で拭くことが長持ちの条件です。
水洗い・塩・超音波・直射日光はいずれも避けてください。
贈るときの選び方
真珠は照り(テリ)と呼ばれる光沢の強さで評価が大きく変わります。真珠層が厚いほど深みのある虹色の光を放ちます。
フォーマルの場で使うことを想定するなら、7〜8mm前後の一連ネックレスが定番で、冠婚葬祭のどちらにも使えます。若い世代には一粒のペンダントやピアスが取り入れやすい選択肢です。
手入れの手間がある石なので、拭き取りの習慣と、ネックレスなら数年ごとの糸替えが必要な点を伝えておくと親切です。
6月のその他の誕生石
- ムーンストーン
- アレキサンドライト
6月の誕生石には、真珠のほかにムーンストーンとアレキサンドライトが定められています。ムーンストーンは長石グループで、青白い光が表面を滑るように動くのが特徴です。
アレキサンドライトは光源によって緑から赤へ色が変わる稀少な宝石で、価格帯は真珠やムーンストーンとは桁が異なります。同じ月でも性格と価格の幅が非常に大きいのが6月の特徴です。
日本では複数の石が伝統的に1つの月の誕生石に選ばれている場合があります(2021年改訂で追加された石を含む)。
贈り方のコツ
真珠は冠婚葬祭から普段使いまで一生使える定番。一粒ネックレスは長く使えるため、節目の贈り物に向きます。
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よくある質問
真珠は水洗いしていい?
おすすめしません。酸や水分でツヤが損なわれます。使用後に柔らかい布で皮脂・汗を拭き取り、乾燥剤の近くを避けて保管してください。
真珠のお手入れで一番大事なことは?
外したその日のうちに柔らかい布で拭くことです。真珠は酸に弱く、汗が付いたまま放置すると表面が溶けて照りが失われます。水洗いはせず、乾拭きが基本です。化粧や香水は着ける前に済ませてください。
6月の誕生石は真珠だけですか?
日本の誕生石表では、真珠のほかにムーンストーンとアレキサンドライトも6月の誕生石とされています。アレキサンドライトは光源で色が変わる稀少石で、価格帯は大きく異なります。
養殖真珠は本物の真珠ですか?
本物です。核を人の手で挿入する点が天然真珠と異なるだけで、その周囲に真珠層を分泌するのは貝自身です。ガラスやプラスチックに塗装した模造真珠とはまったく別のものです。
更新日: 2026-08-13