洗濯機が脱水しない
脱水の工程に進まない、または脱水の途中で止まって衣類が濡れたままになる状態です。
考えられる原因
フタが確実に閉まっていない、洗濯物の偏り、排水ができていないことが主な原因です。
なぜ洗濯機は脱水しないの?
脱水は洗濯槽が高速で回転する工程なので、機械は複数の安全条件を確認してから動かします。第一にフタが確実に閉まっているか、第二に排水が済んでいるか、第三に洗濯物の偏りが許容範囲かです。
どれか一つでも満たされないと脱水は始まりません。とくに偏りは重要で、片寄ったまま高速回転させると激しい振動で本体が移動したり、内部を破損したりします。
そのため機械は水を足して衣類をほぐし直し、それでも偏りが解消しないと停止します。「何度もやり直して止まる」のはこの動作です。
自分でできる確認・対処の手順
- フタを開けて、洗濯物を槽内に均等に広げ直す
- 毛布やバスタオルなど大きく重いものは、単独か少量で洗い直す
- フタのロック部やヒンジに洗濯物・糸くずが挟まっていないか確認する
- 排水されているか確認する(水が残っていれば排水側の問題)
- 電源を入れ直して脱水のみで再運転する
まず切り分けるべきは「水が残っているかどうか」です。水が残っていれば排水の問題なので、糸くずフィルターと排水ホースを確認します。
水は抜けているのに脱水しない場合は、偏りかフタの検知が原因です。偏りは大物1点だけを洗ったときに起きやすく、バスタオルや毛布が槽の片側に張り付くのが典型です。
衣類を広げ直し、可能なら小物を数点足してバランスを取ると解消します。
どこからは業者に頼むべき?
偏りを直し、フタも確実に閉め、水も抜けているのに脱水しない場合は、フタスイッチの故障、モーターやベルトの不具合、制御基板の異常が考えられます。分解が必要なため修理を依頼してください。
なお、フタスイッチをテープなどで押し込んで回避するのは、高速回転中にフタが開く危険があるため絶対に行わないでください。異常な振動や大きな金属音を伴う場合も、使用を中止して相談してください。
再発を防ぐには
洗濯物は容量の8割程度にとどめ、大物は単独で洗うと偏りが起きにくくなります。洗濯機は水平に設置することが重要で、脚のがたつきがあると偏りを検知しやすくなります。
設置面の水平は、水準器アプリでも簡易的に確認できます。フタのロック受け部は月に一度ほど乾いた布で拭き、糸くずの蓄積を防いでください。
この症状に対応するメーカー別のエラーコード
画面にコードが表示されている場合は、そちらのページのほうが具体的です。
よくある質問
脱水だけ何度もやり直して止まります。
洗濯物の偏りを検知して、水を足しながらほぐし直している動作です。それでも解消しないと停止します。フタを開けて衣類を槽内に均等に広げ直してください。大物1点だけの洗濯で起きやすい症状です。
毛布を洗うと必ず脱水で止まります。
大きく重いものは水を含むと片側に寄りやすく、偏りとして検知されます。毛布は単独で洗い、丸めずに広げて入れると改善します。洗濯ネットに入れて形を保つのも有効です。
水が残ったまま脱水しません。
排水の問題です。脱水は排水が済んでから始まるため、糸くずフィルターと排水ホースを先に確認してください。排水が直れば脱水も動くようになります。
フタスイッチを押したままにすれば動きますか?
絶対に行わないでください。高速回転中にフタが開くと重大な事故につながります。フタの検知は安全に直結する機能なので、回避せず原因を取り除くか修理を依頼してください。
型番別の正確な情報を確認
機種・型番により意味が異なる場合があります。お手元の型番でメーカー公式の最新情報を必ずご確認ください。
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一覧へ →更新日: 2026-08-13