冷蔵庫から水漏れする
本体の下の床が濡れる、庫内の奥や野菜室に水がたまる、といった状態です。
考えられる原因
自動霜取りで出た水を流すドレン経路の詰まりが最も多い原因です。次いで製氷用の給水タンクからの漏れ、ドアの閉まり不良による結露が疑われます。
なぜ冷蔵庫は水漏れするの?
冷蔵庫は庫内を冷やす部品に霜が付くため、定期的にヒーターで霜を溶かす動作を繰り返しています。そこで出た水は、ドレンと呼ばれる細い経路を通って本体の下にある受け皿へ落ち、圧縮機の熱で自然に蒸発する設計です。
つまり冷蔵庫は、常に少量の水を内部で処理し続けている家電といえます。この経路のどこかが食品カスや氷でふさがると、行き場を失った水が庫内にあふれるか、床へこぼれます。
庫内の奥や野菜室に水がたまる場合はドレンの詰まり、本体の下だけが濡れる場合は受け皿からのあふれや割れ、ドア付近が濡れる場合はパッキンの劣化による結露、というように、濡れている場所が原因を示します。この構造はメーカーを問わず共通しています。
自分でできる確認・対処の手順
- どこが濡れているか(庫内の奥・野菜室・製氷室・本体の下・ドア付近)を特定する
- 製氷機能付きなら給水タンクを取り出し、割れやパッキンのゆるみ、置き場所の水漏れを確認する
- 庫内の奥にある排水口まわりの食品カスを取り除き、氷が張っている場合はぬるま湯を少しずつかけて溶かす
- ドアパッキンに汚れや変形がないか触って確かめ、汚れていれば固く絞った布で拭く
- 本体を動かせる場合は、下部の受け皿に水があふれていないか、割れていないか確認する
- 改善しない、あるいは冷えも悪い場合は点検を依頼する
確認できるのは、濡れている場所の特定と、給水タンク・排水口まわり・ドアパッキンまでです。この3か所で原因の大半が説明でき、なかでも見落とされやすいのが給水タンクで、タンク自体の割れや取り付けの甘さが原因の水漏れは製氷室から離れた場所を濡らすこともあります。
庫内の排水口が氷でふさがっている場合は、電源を抜いて数時間置き、自然に溶かすのが最も安全です。ドライヤーの熱風や熱湯を直接かけると樹脂が変形するため避けてください。
いつから起きたかも手がかりになり、扉を開けっ放しにした後なら結露、夏場に急にならドレンの詰まりが疑わしくなります。
どこからは業者に頼むべき?
上の3か所を確認しても水が出続ける場合は、ドレン経路の奥での詰まりや、受け皿の割れ、霜取りヒーターの不具合が考えられます。分解が必要なので修理を依頼してください。
とくに、水漏れとあわせて庫内が冷えなくなっている、圧縮機の音が普段と違う、本体が異常に熱いといった症状があるときは、原因の切り分けより先に食品を別の場所へ移してください。また、床が濡れた状態で電源プラグの周囲に水が回っている場合は、感電のおそれがあるため水を拭き取ってから作業してください。
再発を防ぐには
熱いものは冷ましてから入れる、庫内を7割程度に収める、扉の開閉を短くする、この3つで庫内の湿気が減り、霜取りで出る水そのものが少なくなります。ドアパッキンは月に一度、薄めた中性洗剤を含ませた布で拭くと汚れの蓄積を防げます。
製氷用の給水タンクは週に一度洗い、取り付けが確実か確かめてください。庫内の奥にある排水口の周りに食品カスを落とさないよう気をつけるだけでも、詰まりはかなり防げます。
この症状に対応するメーカー別のエラーコード
画面にコードが表示されている場合は、そちらのページのほうが具体的です。
よくある質問
本体の下だけが濡れます。原因は?
霜取りで出た水を受ける皿からのあふれか、ドレン経路の詰まりが考えられます。庫内の排水口まわりを掃除しても改善しない場合は、受け皿の割れや経路の奥での詰まりが疑われるため点検を依頼してください。
野菜室に水がたまるのはなぜ?
野菜から出た水分による結露のほか、庫内の排水口が食品カスや氷でふさがり、行き場を失った水がたまっている場合があります。野菜は袋や保存容器に入れて、排水口まわりを清潔に保ってください。
凍っている排水口を溶かす方法は?
電源プラグを抜いて数時間置き、自然に溶かすのが最も安全です。急ぐ場合はぬるま湯を少しずつかけてください。熱湯やドライヤーの熱風は樹脂を変形させ、割れの原因になるため使わないでください。
水漏れを放置するとどうなりますか?
床材の傷みやカビの原因になるほか、電源プラグの周囲に水が回ると感電や漏電の危険があります。まず水を拭き取り、原因が特定できないうちは中身を減らして負担を軽くし、早めに点検を受けてください。
型番別の正確な情報を確認
機種・型番により意味が異なる場合があります。お手元の型番でメーカー公式の最新情報を必ずご確認ください。
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一覧へ →更新日: 2026-08-13