法人銀行印
ほうじんぎんこういん
法人の銀行口座に届け出る印鑑。代表者印より一回り小さく作るのが慣例。
法人銀行印は会社の銀行口座を開設する際に届け出る印鑑で、預金の入出金・振込・手形・小切手の発行など金融取引全般で使います。代表者印(丸印)と兼用も法律上は可能ですが、紛失・盗難・社内不正のリスクを分散するため、別印として作るのが実務上のスタンダードです。
サイズは代表者印より一回り小さい16.5〜18.0mmが慣例で、内側の文字も「銀行之印」「銀行印」と区別して彫る場合があります。書体・素材は代表者印と同様、篆書体・印相体に黒水牛・チタンなどが選ばれます。
電子化が進む現代でも、法人の金融取引では実印を必要とする手続きが残っており、確実な保管が求められます。
選び方(サイズ・書体・素材)
法人銀行印は、会社の口座開設や手形・小切手の振出に使う印鑑です。代表者印と区別しやすいよう、一回り小さい直径16.5〜18mm程度で作るのが一般的です。
外周に会社名、内側に「銀行之印」と彫る形式が定番で、代表者印の「代表取締役印」と見分けられるようにします。素材は代表者印と同様、耐久性の高いものが選ばれます。
日常的に経理担当者が扱うため、押しやすさも考慮されます。
よくある間違い
最も避けるべきは、代表者印と法人銀行印を兼用することです。代表者印は重要な契約に使うため管理を厳格にする必要がある一方、銀行印は経理業務で日常的に使います。
兼用すると、経理担当者が実印相当の印鑑を常時扱うことになり、リスク管理上望ましくありません。また、印影が不鮮明だと金融機関で照合できず、手続きが止まることがあります。
押印廃止・電子化のいま
法人口座でも、ネット銀行を中心に印鑑を不要とする金融機関が増えています。オンラインで完結する法人口座サービスも登場しました。
一方で、手形・小切手を扱う場合や、伝統的な金融機関との取引では現在も銀行印が求められます。手形・小切手そのものが2027年度末をめどに全面的な電子化へ移行する方針が示されており、法人銀行印の役割も今後さらに変わっていくと考えられます。
主な用途
- 法人口座の開設・管理
- 預金の引き出し・振込
- 手形・小切手の発行
法的位置づけ・効力
金融機関との契約上の認証印。法的には代表者印より位置づけは下がるが、不正使用された場合の被害額は大きい。
登録: 各金融機関で個別に届出。代表者印と兼用してもよいが、防犯上は別印推奨。
よく使われる素材
よくある質問
法人銀行印は代表者印と分けるべきですか?
分けることを強くおすすめします。代表者印は重要な契約に使うため厳格な管理が必要ですが、銀行印は経理業務で日常的に使います。兼用すると経理担当者が実印相当の印鑑を常時扱うことになり、リスク管理上望ましくありません。
法人銀行印のサイズはどれくらいですか?
代表者印と区別しやすいよう、一回り小さい直径16.5〜18mm程度が一般的です。外周に会社名、内側に「銀行之印」と彫る形式が定番で、代表者印と見分けられるようにします。
法人口座に印鑑は必ず必要ですか?
ネット銀行を中心に、印鑑を不要とする金融機関が増えています。ただし手形・小切手を扱う場合や、伝統的な金融機関との取引では現在も求められます。開設する金融機関の条件を確認してください。
法人銀行印の書体は何がいいですか?
篆書体や印相体が一般的です。読み取りにくい書体は偽造されにくいという考え方によります。代表者印と同じ書体でも問題ありませんが、彫る内容(「銀行之印」と「代表取締役印」)で区別できるようにします。
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一覧へ →更新日: 2026-08-13