銀行印
ぎんこういん
銀行口座開設時に届け出る印鑑。口座管理・各種手続きの認証に使う。
銀行印は金融機関で口座開設時に届け出る印鑑で、その口座に関する手続き(預入・引出・解約・各種手続き)の本人認証に使います。実印と兼用してもよいですが、防犯上は実印・銀行印・認印を別々の印鑑にするのが推奨されます。
サイズは実印より一回り小さい12.0〜15.0mmが一般的で、書体は篆書体・印相体・古印体などが選ばれます。素材は黒水牛・チタンなど耐久性のあるものが望ましく、印影が変形しやすいゴム印(シャチハタ)は届け出に使えません。
複数の銀行で同じ印鑑を使い回すこともできますが、紛失時のリスクが大きくなるため銀行ごとに別印を使う方も多くいます。
選び方(サイズ・書体・素材)
銀行印は実印より一回り小さいサイズを選ぶのが慣例で、男性で13.5〜15mm、女性で12〜13.5mm程度が目安です。実印と混同しないよう、サイズや書体を変えて作ると管理しやすくなります。
書体は篆書体や印相体のほか、やや読みやすい古印体も使われます。素材は日常的に使うため、欠けにくく捺印しやすいものが適します。
姓のみで作るのが一般的ですが、金融機関によって条件が異なる場合があります。
よくある間違い
最も避けるべきは、実印と銀行印を兼用することです。印鑑証明書と通帳が同時に流出した場合のリスクが大きくなります。
また、認印やシャチハタを銀行印として登録することも、多くの金融機関で認められていません。印影が不鮮明な印鑑は照合できず、窓口で使えないことがあります。
押印の際に力の入れ方が毎回違うと印影が安定しないため、捺印マットを使うと確実です。
押印廃止・電子化のいま
ネット銀行の普及により、口座開設に印鑑を必要としない金融機関が増えています。既存の口座でも、印鑑レス取引への切り替えを案内する銀行が出てきました。
一方で、法人口座や相続手続き、大口の取引では現在も銀行印が求められる場面が残っています。日常の入出金はキャッシュカードやアプリで完結する一方、重要な手続きでは印鑑が必要という二層構造になっているのが現状です。
主な用途
- 銀行口座の開設・解約
- 預金の引き出し・振込
- ATMで対応できない大口取引
- 投資信託・国債等の取引
法的位置づけ・効力
金融機関との契約上の認証印。法的にはあくまで本人意思の証明手段の一つで、実印のような印鑑証明書との組み合わせ効力はない。
登録: 各金融機関で個別に届出(行政手続きではない)。同じ印鑑を複数銀行に届けてもよいが、防犯上は別印推奨。
よく使われる素材
よくある質問
銀行印を紛失したら?
速やかに金融機関に届け出て、改印手続き(印鑑の変更登録)を行います。窓口で本人確認書類と新しい印鑑、通帳(あれば)を提示します。第三者による不正利用を防ぐため、紛失に気づいた時点で銀行に連絡することが重要です。
銀行印は実印と同じでもいい?
兼用可能で禁止されていませんが、紛失・盗難の際の被害範囲が広がるため、実用上は別印が強く推奨されます。
銀行印と実印は分けるべきですか?
分けることを強くおすすめします。兼用していると、印鑑証明書と通帳が同時に流出した場合のリスクが大きくなります。サイズや書体を変えて作ると、手元でも区別しやすくなります。
銀行印は姓と名前どちらで作りますか?
姓のみで作るのが一般的です。ただし金融機関によって条件が異なる場合があるため、口座を開設する銀行の規定を確認してください。フルネームや名のみでも受け付ける金融機関もあります。
他の印鑑も見る
一覧へ →更新日: 2026-08-13