
12月の誕生石
12月の誕生石ターコイズは、空のような澄んだ青〜青緑が特徴の石です。古代エジプトでツタンカーメンの装飾品にも使われた歴史を持ち、「成功」「繁栄」「健康」の象徴とされてきました。
多孔質のため水・汗・化粧品を吸って変色しやすく、扱いはデリケート。同じ12月の伝統石にラピスラズリ・タンザナイト・ジルコンがあり、いずれも青系で冬の装いに映えます。
ターコイズ(トルコ石)の名前の由来・背景
古代エジプトから5000年以上珍重された青の石。フランス語 turquoise は「トルコの石」を意味し、欧州にトルコ経由で伝わったことに由来します。
なぜ12月の誕生石はターコイズ(トルコ石)なの?
12月にターコイズが割り当てられた背景には、この石が古代エジプトのシナイ半島で採掘され、数千年にわたって珍重されてきた歴史があります。冬の澄んだ空の色と結び付けて語られることもありますが、後付けの解釈です。
12月は日本の誕生石表で最も石の種類が多い月のひとつで、ラピスラズリ、タンザナイト、ジルコンも定められています。青系の石が並ぶ月で、色の系統は揃いながら価格帯や性質は大きく異なります。
ターコイズ(トルコ石)を身に着ける前に知っておきたいこと
ターコイズは銅とアルミニウムを含む含水リン酸塩鉱物で、モース硬度5〜6と低めです。最大の特徴は多孔質であることで、スポンジのように水分・油分・汗・化粧品を吸い込みます。
吸収された油分は青色の元である銅の状態を変え、青から緑へ変色させます。これは天然ターコイズに起きる自然な経年変化で、元には戻りません。
水洗い・塩・超音波はいずれも避け、乾いた柔らかい布での拭き取りだけにとどめてください。
贈るときの選び方
市場のターコイズの多くは、多孔質のままでは脆いため樹脂を染み込ませたスタビライズ処理を受けています。無処理で色と硬さが揃ったものは希少で高価です。
安価な製品には白いハウライトを青く染めた別鉱物も流通しているため、購入時に素材と処理を確認しておくと安心です。硬度が低く汗に弱いので、リングやブレスレットより、肌に触れにくいペンダントやブローチのほうが長く楽しめます。
12月のその他の誕生石
- ラピスラズリ
- タンザナイト
- ジルコン
12月の誕生石には、ターコイズのほかにラピスラズリ、タンザナイト、ジルコンが定められています。ラピスラズリは深い青の岩石で、和名を瑠璃といい仏教の七宝のひとつに数えられます。
タンザナイトはタンザニアでのみ産出する青紫の宝石で、1960年代に発見された比較的新しい石です。ジルコンは強い輝きを持ちますが、キュービックジルコニアとはまったく別の天然鉱物です。
日本では複数の石が伝統的に1つの月の誕生石に選ばれている場合があります(2021年改訂で追加された石を含む)。
贈り方のコツ
ターコイズは個体差が魅力。マットな質感はカジュアル使いに、磨かれたものは上品なジュエリーに向きます。乾拭きでお手入れする習慣のある相手に。
関連
よくある質問
12月の誕生石は何種類ある?
日本ではターコイズ・ラピスラズリ・タンザナイト・ジルコンの4種が伝統的に選ばれます。色味の好みや扱いやすさで選ぶとよいでしょう。
ターコイズが緑色に変わるのはなぜですか?
多孔質のため皮脂や油分を吸収し、青色の元である銅の状態が変化するためです。天然ターコイズに起きる自然な経年変化で、古いターコイズが緑色をしているのはこのためです。元には戻りません。
12月の誕生石はいくつありますか?
日本の誕生石表では、ターコイズ、ラピスラズリ、タンザナイト、ジルコンが12月の誕生石とされています。青系で系統は揃っていますが、価格帯や扱いやすさは大きく異なります。
ジルコンとキュービックジルコニアは同じですか?
まったく別のものです。ジルコンは天然の鉱物で12月の誕生石、キュービックジルコニアは酸化ジルコニウムの人工結晶でダイヤモンドの模造品として使われます。名前が似ているため混同されがちです。
更新日: 2026-08-13